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日々娘にムカつきまくって〇か月…。
夫からは「娘ちゃんは反抗期なんだYO」と優しく窘められるが、
彼女自身に対するムカつきと共に自分自身が抱えるコンプレックス(一言で言うと「根が貧乏でたまらんコンプレックス」が合わさって収拾が付かなくなってきたので、
本を読んでみることにした。
秋だしね。

手に取った本がこちら、

 鶴見済『人格改造マニュアル』
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我ながら面白いチョイスwww
念のため「怒れる自分を変えよう!」と思って手に取ったわけでなく、
「さらっと面白く読める本」がいいな、と思って手前にあったこの子を引き抜きました。

初版は1996年。
私が持っているのは2000年の第19版です。

『完全自殺マニュアル』は客観的に(?)「こうすれば、こう」
と書かれていたけど、
今この本を読むと「自分はこうだった」という体験記みたいになっているのね。(そんな読み物ですのね)


最初に


   覚醒剤は素晴らしい。


と書かれているところからめっちゃ笑わせてもらいました。
面白かったです。
「カジュアルな洗脳」とかね。言葉のチョイスが面白くて頭に残るわ。



   ※この本はお子様には読んでいただかない方が良いです
    内容が面白すぎるので影響されてしまっては困るし、
    読んでいて「いや、これは違うやろー」「いや、これはあかんやろー」と思えないであろう
    絶対的知識不足が最大の要因です。
    友だちの薬剤師は
    「いや、精神に作用する(合法的な)薬がこんなに効く人も珍しいw」と言っておりましたし、
    友だちの心理士は、
    「いや、催眠にかかりすぎてるやろw」と言っておりました。
    つまりは「効果効能」ではなく「著者の体験記」なのです。
    そもそも「これにはこんな効果がある!」と書くと、今は薬事法違反になります。

     「MDMAサイコー!」と聞いても、
     我々世代は「ああ、某有名人が某有名事件を起こしたときのあのクスリね…」となりますが、
     若い子はそもそも「某有名人」も「某有名事件」も知らんからね。
     ちなみに言うまでもなく、日本では「MDMA、ダメ、ゼッタイ!」ですwww


   ※鶴見さんは覚醒剤所持で逮捕されていたようです(!)
    知らんかった…www
    『檻の中のダンス』も読みたいなー。


今読み返すとレイヴ(※とにかく踊ろうYO!)の話も出てきているし、
1996年に出版された本としては本当に面白いです。




本当はね…
娘に対して腸煮えくりかえるときは角田光代『八日目の蝉』を読み返したいのだけど…
あれを読むと涙涙で数日ツカイモノにならないのよ~。

子どもへのムカつきは、ヘタなアンガーマネジメントよりも『八日目の蝉』だぜ!
…と個人的には思っています。





ちなみに、
娘へのムカつきは先日友だちに「私は貧乏育ちでいろいろ諦めてきたのに~!(←今となってはどうでもいいことの数々)アイツは何の制限もない場所で何も選ばん!手に取ろうともしない…!(※THE★貧乏な私は落ちているクジも引いて歩くが、娘はクジが落ちていることすら認識せず踏みつけて歩く)」と散々愚痴って諦めがつきました。(みなさま、ありがとー!!!!)

 ※私は娘が中学受験をしなかったことを未だに根に持っておった(恥)貧乏はしつこい!
 ※最終的に、勇気を出して夫に訴えたところ夫に鼻で笑われて気が晴れた。
  夫…すごいな…。



さらには、暉峻淑子『豊かさとは何か』を読んで改めました笑
たまには昔読んだ本を読み返すのも良いね。




さてさてさて、
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10月からは外で酒が飲めるのか?飲めないのか???
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何度目かの緊急事態宣言が明けるまで、カウントダウンが始まってるよ!




ゆっこ@今日は1人でワイン飲んでる



【おまけ】
『豊かさとは何か』は高校入学前に最初に与えられた課題図書でした。
(春休みに課題を出すな!)
課題図書と言うことで普通に買って帰ったら

  すでに家に2冊あった…!(!)
  (私の本が3冊目)

ママとパパがそれぞれ買ったのか、
ママが得意の物忘れで1人で2冊買ってしまったのかは不明ですが、
実家に3冊もいらないと思い東京に持って来ていました。
1989年に出版された本ながら、今読み返しても面白い本です。オススメ!